Wednesday, July 11, 2012

Activitiワークフロー:チュートリアル(パート1)

最近リリースされたAlfresco 4には新しいワークフローエンジンが入っています。「Activiti」というエンジンです。
ActivitiはAlfrescoとは独立したプロジェクトなので、他のアプリケーションと使えます。例えばLiferayでActivitiを使えます。Activitiは独立プロジェクトと言っても、実際にはAlfresco社がスポンサーとなっています。

jBPMと同じく、ActivitiはBPMN言語で書かれたビジネスプロセスを使用できます。
今週のブログポストのパート1では、一番簡単なActivitiワークフローを作る方法を説明します。

まずは、Eclipse Classicバージョン3.7(または3.7以上)をインストールしてください:http://www.eclipse.org/downloads/

そして、Eclipseの中にActivitiプラグインをインストールしてください:
・Eclipseを実行
・「ヘルプ」 → 「新規ソフトウェアのインストール」をクリック
・「追加」をクリック
・「名前」と「ロケーション」のところに、「Activiti BPMN 2.0 designer」と「http://activiti.org/designer/update/」を入力(下記の図通り)
・OKをクリックして、少し待つ
・「Activiti BPMN Designer」にチェックを付ける
・「次へ」をクリック
・依存解析を待つ
・「次へ」をクリック
・ライセンスを了承
・「完了」をクリック
・インストールが行われる
・Eclipseを再起動


では、Alfrescoでこのビジネスプロセスを使ってみましょう:
・Eclipseで、「ファイル」 → 「新規」 → 「その他」 → 「Activiti」 → 「Activiti Project」をクリック
・「次へ」をクリック
・「プロジェクト名」のところに、「nico1」を入力
・「完了」をクリック
・プロジェクトの構成が作成されました。「nico1/src/main/resources/diagrams」フォルダーを開く
・「diagrams」に右クリック、「新規」 → 「その他」 → 「Activiti」 → 「Activiti Diagram」
・「ファイル名」のところに「process1」を入力
・「次へ」をクリック
・「Yes, use a template」と「Pooled Review And Approve Activiti Process」を選択
・「完了」をクリック

4つのノードの図が表示されます。ビジネスプロセスの図です。
図の余白にクリックし、下の「プロパティー」→「処理」→「Id」のところに、「activitiReviewPooled」代わりに「process1」を入力。


これから、Alfrescoでこのビジネスプロセスを使いましょう:
・Alfresco Community 4.0d(またはそれ以上)をインストール
・「Alfresco/tomcat/shared/classes/alfresco/extension」というフォルダーを開く
・その中に、「workflows」という新しいフォルダーを作成
・この「workflows」フォルダーの中に、上記のステップで作成された「process1.bpmn」というファイルをコピー
・「Alfresco/tomcat/shared/classes/alfresco/extension」というフォルダーの中に、「activiti-adhoc-timer-workflow-context.xml.sample」というファイルを「nico1-workflow-context.xml」としてコピー
・この「nico1-workflow-context.xml」を下記のように編集:


    
                
                        
                                
                                        activiti
                                        alfresco/extension/workflows/process1.bpmn
                                        text/xml
                                        false
                                
                        
                
                
                        
                alfresco.messages.nicoWorkflow
                        
                
        



「alfresco.messages.nicoWorkflow」の部分はラベルについてです。「Alfresco/tomcat/shared/classes/alfresco/messages」というフォルダーの中に、下記の内容で「nicoWorkflow.properties」というファイルを作成。

process1.workflow.title=Process 1
process1.workflow.description=Based on pooled review

Alfrescoを再起動

ブラウザで「http://127.0.0.1:8080/share」を開いて、ログイン。
「http://localhost:8080/share/page/start-workflow」を開く。
ワークフローのリストの中に、「Process 1」が表示されています。
Alfrescoにデフォルトで登録されている「pooled
review」と同じように使用できます。

今回は、一番簡単なActivitiワークフローを作る方法を説明しました。
パート2では実践的な説明をする予定です。
Alfrescoを使わない場合は、スタンドアローンActivitiのインストールガイド使い方の記事をご覧ください。
Nicolas Raoul

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